どーも、たむら(@tamura215)です。
この記事では、ブレイクダンスの技(ステップ)、6歩の紹介をしていきます。
実は今までこのような記事がなかったのですが、初めての方もわかりやすいと思うので、今後はちょくちょく技の紹介も入れていきます。
シックスステップ(6歩)とは?
本来はシックスステップと呼ばれます。
日本では6歩(ろっぽ)と呼ばれる事が多いので、このブログでも6歩と呼んでます。
体の周りに円を描くように脚を動かしていく動かして、6回地面を踏んで1周するので、6歩と呼ばれているのでしょう。
6歩はブレイクダンスの基礎のひとつで、フットワークをする上で大切な、脚の蹴り出しや巻きつけ、それから引く動作などが凝縮されてます。
なので、6歩が上手く踏めるということは、フットワーク全体の質が高いと言って過言ではないかと。
このブログでは、脚が体の前にあるところから6歩を始めます。
まずは、その理由から。
脚が体の前にあるところから6歩を始める理由
ブレイクダンスをこれから始める方に6歩を教える時は、前(足が前にある体勢)から教えています。(経験者で後ろから始めている方ならそれに合わせます。)
ちなみに、前から教える理由は以下の3つあります。
- 崩れやすいところの形を体に慣れさせるため
- ドロップから6歩につなぐのが簡単になる
- チェアに繋ぐタイミングが取りやすい
では、すこし穂掘り下げます。
崩れやすいところの形を体に慣れさせるため
初めての方でも、足が後ろ(四つん這いの体勢)の形は比較的簡単に作ることが出来ます。
反対に脚が前の時は、膝が立ちすぎたり腰が引けたりと形が崩れやすい傾向があります。
なので、まず前から6歩を練習して、崩れやすいところからしっかり形を作っていこうという訳です。
ドロップから6歩につなぐのが簡単になる
足が前の体勢から練習していると、立ち踊りからフロアに入って6歩につなぐときにしゃがむだけで6歩に入れます。
めっちゃ簡単にフロアに入ってフットワークが出来るということは、特に始めたての方にとっては大きいのではないでしょうか。
関連記事:ブレイクダンス初心者にもおすすめ!フロアへ入る方法を5つ紹介!【ドロップバリエーション5選】
チェアに繋ぐタイミングが取りやすい
フットワークからチェアフリーズに繋ぐのに、一番ポピュラーでわかりやすいのは、6歩のフック部分からかなと思います。
6歩のスタート位置を、脚が前にあるところからにすることによって、同じところからチェアに繋げるのでややこしく考える必要が無くなります。
では、改めて6歩の動きを説明していきます。(※時計周りでの説明しますので、逆回りで行う場合は、左右の動きを入れ替えて行って下さい。)
腰をあげるとか脚を遠くに着くなど、動作ごとに共通する項目も出てきますが、割愛せずにその都度書きます。なので少しくどい記事になるかもしれません。
読んで「ここいいな!」と感じたところを上手い事活用して下さい。
6歩の踏み方(やり方)と練習方法
まず最初の体勢ですが、立った状態からしゃがんで下さい。
ここがスタート位置になります。
かかとを上げてひざを前に突き出します。手はかかとの後ろ辺りに着いて下さい。
ここで意識したいのが腰をしっかり前に出して、ひざを低くすること。
こうすることで脚を前に出しやすくなるので、フットワークが大きくなるので。
1歩目:左脚を伸ばして右足に巻きつける
左脚を伸ばして、そのまま右脚に巻きつけるように体の右側に持っていきます。
この時、右手は地面から離れます。ポイントは以下の3つ。
・脚を巻く前に左脚をしっかり左斜め前に出す
左脚をしっかり左斜め前に出すことで、脚の軌道が小さくなりがちな左前のシルエットをを広げる事が出来る。
・左脚を体の右側に移動していく時に脚の軌道は体から遠いところを通す
前のシルエットが大きくなる。遠くを意識する事によって腰も前に出やすくなる。
・左脚を体の右側で着く時に出来るだけ体の遠くに着いて腰を浮かす
腰を浮かす事によって脚を遠くに着くこと出来て、シルエットが大きく見える。
僕個人的には遠くに伸ばしていくイメージで行っています。
そうすることで、自然に動きが大きくなります。
以上が、1歩目のポイントです。
2歩目:右脚を体の右後方に出す
右脚を体の右後方に出します。ポイントは3つ。
・右脚を右斜め後ろに出来るだけ大きく引く
動きが大きく見える。
・体重はしっかり左肩(左手)に載せる
肩に体重をのせる事で、腰が落ちにくくバランスが取りやすくなる。
・右手でバランスを取る
反対の手を使う事で全体のバランスが良くなる。シルエットもかっこ良くなる。
以上が、2歩目のポイントです。
3歩目:左脚を体の左後方に出す
左脚を右脚の下をくぐらせるようにして、体の左後方に出します。
同時に右手を地面に着いて、四つん這いのような体勢になります。
ポイントは4つ。
・左脚を左斜め後ろに出来るだけ大きく引く
シルエットが動きが大きく見える。
・両手にしっかりと体重をのせる
バランスが良くなる。軸が安定しやすくなる。
・腰を上げ過ぎない
引いた脚が体に近くなって、小さく見える事を防ぐ。
・手は1歩目と2歩目に着いたところに着く
手を同じところに着く事によって、軸がぶれにくくなる。
4歩目:右足を体の左側に出す
右脚を左脚の下をくぐらせて、体の左側に出します。
同時に左手を地面から離します。ポイントは3つ。
・腰を落とさない様にする
腰を上げる事でシルエットが良くなる。
・右肩にしっかりと体重をのせる
バランスが良くなる。腰が上がりやすくなる。
・出来るだけ遠くに足を着く
フットワークを大きく見せられる。
5歩目:右脚の膝の裏を蹴り出すようにして腰ごと足を前へ出す
右脚のひざの裏を蹴り出すようにして、腰ごと脚を前へ出します。
ポイントは2つ。
・左脚を蹴り出すと同時に腰を前に大きく出す
腰を出す事で大きく見える。(大袈裟くらいでok)
・左脚で右脚を持っていくイメージで蹴り出す
動きがスムーズに見える。
6歩目:最初の体勢に戻る
右脚を前に出してから、最初の体勢に戻ります。
ポイントは2つ。
・右脚を前に出して脚を伸ばして体の遠くを通す
シルエットを大きく見せる事が出来る。
・右脚のひざ下を外に回す様にひざを曲げていく
回す事で膝が立ちにくい。
実際に6歩を踏んだ動画
実際に6歩を踏んでいる動画です。
6歩(通常)
6歩(ゆっくりver.)
初めはゆっくりでいいので、ひとつひとつ形を確認しながら行いましょう。
追記:6歩のシルエットを大きく見せるために大切なこと
フットワークを大きく踏んでシルエットを大きく見せることは、かっこいいフットワークをする上で大事なことのひとつです。
なので、6歩でシルエットを大きく見せるコツも追記しておきます。
6歩で脚が前に来た時に意識すべきこと
脚が体の前に来るこの部分が小さくなりがちなので、ここを注意してして練習しましょう。(もちろん個人差もありますが、比較的に脚が体の前に来た時が小さくなりがちです。)
シルエットを大きくキープするためには、以下の動きを確認してみてください。
脚を伸ばす
脚をたたんでいく前にしっかり脚をのばせていますか?
ここで斜め前にしっかり脚を伸ばします。
脚を伸ばすことができれば、その分だけ前を大きく見せることができます。
ひざを中心に膝下で円を描くように
脚をしっかり伸ばしたら、今度は脚をたたんでいきます。
この時にひざを中心に、ひざ下で円を描くようにたたんでいきましょう。
体の外側に脚を回して巻き込んでいくイメージです。
そうすることで前にだけでなく、斜め前も大きく見せることができます。
6歩で脚が後ろに来た時に意識すべきこと
後ろも閉じてしまうと、シルエットが小さくなってしまいます。
後ろでしっかり脚を開く事によって、大きく見えてかっこいいですし、足の軌道が綺麗な円になりやすいです。
この脚が後ろに来る時(四つん這いの体勢になる時)に、体の斜め後ろに引っ張ってくイメージ。
右脚は右斜め後ろ、左脚は左斜め後ろにしっかり伸ばして、両側に引っ張り合うように開脚します。
そうする事によって体のバランスもとりやすいです。
以上、6歩(ろっぽ/シックスステップ)の解説+大きく見せるコツでした。