どーも、たむら(@tamura215)です。
ブレイクダンスをやってると言うと、「あのくるくる回るやつ?」と返ってくることが多くないですか?
今まで数えられないくらい(笑)そんなやりとりがありましたが、世間ではブレイクダンス=くるくる回るダンスってイメージが強いみたいです。
有名なとこでいえば、やっぱりウインドミル。
ブレイクダンス代表的な技:ウインドミルとは?
ウインドミルとは背中や腕を地面につけて、脚を大きく振って回転する技です。
僕自身は、フットワークがメインのダンススタイルなので、パワームーブは得意とはいえませんが、上の動画がウインドミルです。
人気の技であり、パワームーブの基礎とも言われています。
パワームーブの基礎であり代名詞
有名な技で人気も高いので、これまでたくさんの生徒に教えてきました。
脚を振ったり、腰を回したり、他のパワームーブにも必要な要素が凝縮されているので、初期から取り組むことがおすすめの技のひとつです。
ちなみに、動きはダイナミックでかっこいいですが、地味な練習が欠かせないです。

上の記事では、ウインドミルの基礎となる人型チェアについて書いています。こんな地味な練習の積み重ねでウインドみる基礎が出来ていきます。
ウインドミルを練習中の人の5つの共通点【改善のやり方とコツ】
さて、そんばブレイキンの代名詞的なウインドミルについて、Twitterでこんなメッセージをいただきました。

ウィンドミルの練習をしてるのですが直したほうがいいとこを教えてもらえないでしょうか?
今回に限らずよく質問いただく内容です。(いただいた質問はブログやメルマガ、YouTubeで出来る限りお答えしています。なので、なにかある方はお気軽に連絡ください。)
「自分にあったピンポイントなアドバイスをすぐにもらいたい!」って方には、そういったサービスメニューもご用意しているのでご相談ください。

では本題戻ります。
ウインドミルは数多くの生徒に教えてきていますが、今回送ってくださった動画を見て「これまで教えてきた生徒と共通してるな〜。」と感じたところをピックアップしていきます。
なので、ウインドミルを練習中(1周回れない)の人の共通点を、5つのポイントにまとめました。
結論から書くと、
- チェアで粘れていない
- 崩した時にお尻付近が地面に着く
- 開脚のキープが出来ていない
- 腰から回せていない
- 頭が地面から逃げている
以上の5つ。
ではひとつずつ掘り下げていきます。
①チェアで粘れていない
チェアを崩していく時に粘れずに、体がぱたっとすぐに落ちてしまうと、回る勢いが生まれません。
なので、しっかりとチェアで粘ってスムーズに崩していきましょう。
ウインドミル練習中の方の中には、頭をスライドせずに脚(下半身)だけ回ってしまうって方をよく見ます。
そうなるとチェアで粘れずにぱたっと体が落ちてしまうので、スムーズに崩していくことが出来なくなってしまいます。
なので、頭を回転方向にスライドして、上半身と下半身を連動させて回していきます。
そうやってチェアで粘ることで、スムーズに崩していくことが出来ます。
②崩した時にお尻付近(または脚)が地面に着く
崩したときに背中から肩のあたりが地面に着くと返していきやすいのですが、お尻の近くや脚が地面に着くと回って返すのが難しくなります。
崩しながらしっかりと脚を体に引きつけていき、背中から肩くらいを地面に着けていく様にしましょう。
ここで軸手の反対側の脚を(僕でいうと左脚です)低い位置にとどめてしまうと、軸手側の脚も一緒に落ちてきます。
しっかりと脚を高い位置に持っていくことで、地面に落ちるのを防ぐことが出来ます。
③開脚のキープが出来てない
開脚のキープはかなり大事なポイントになりますが、始めの頃はどうしても脚が閉じてしまいがちです。
開脚して固めることによるメリットはいくつもあるので、意識して練習して開脚のキープが出来るようになりましょう。
太ももの前の筋肉を意識して、脚を真っ直ぐにした状態をキープします。脚全体を固めてぴんっと伸ばします。
もし、ウインドミルの崩しが出来ているなら、崩しからの練習もおすすめです。
崩しの練習にもなるので一石二鳥ですね。
動画の様にとにかく足を伸ばして開脚します。崩して背中に入っても足が曲がってしまわないように意識をつけていきます。
仰向けになった時に、脚を体に引きつけるほど曲がりやすくなりますので、慣れてきたらどんどん引きつけて、それでも曲がらない様に意識します。
ウインドミルに限ったことではなく、開脚をキープ出来るとパワームーブ全般にメリットがあります。
メリット1:遠心力を大きく出来る
大きく脚を広げて振り回すことによって、遠心力を大きくできます。
遠心力が大きくなれば、その分他の力に頼らなくても体を回しやすくなります。(写真に映っている生徒はスマホでゲームしてるんではなく、ムーブのメモを見てます。生徒の名誉のために一応書いときます。笑)
遠心力を味方にできると、回そうとするっていうより自然と回るって感じに変わっていきます。
おすすめな練習は、開脚チェアで脚を伸ばして キープする練習です。
この時点で脚が閉じたり曲がったりすると、間違いなくチェアを崩していく時にもそうなります。
メリット2:余計なことを考えなくても良くなる
開脚して固めてしまえば、脚のことはあまり考えなくてよくなります。
遠心力を利用して脚を回してしまえば、そのあとは自然に回ってくれるので、あとは上半身の動きに意識を向けることができます。
④腰から回せていない
ありがちなのが脚が先に回ってしまうパターン。脚だけ先にしまうと上手く回れません。
上手くスピードが上がらず、回るのが難しくなってしまいます。
返すのが遅くなって、腰が上手く回っていない場合が多くなっているパターンをよく見ます。
崩したらすぐ返すくらいのイメージでいくといいでしょう。
上半身から回して、後から開脚して固めた脚をがついてくるイメージで練習すると良いです。
⑤頭が地面から逃げている
頭を地面に着けなくても回れますが、必要以上に地面から顔や頭が逃げてしまうと脚が浮いてきません。
頭を低い位置に持ってきてあげると、脚が浮いてくるので回りやすくなります。
これまでいろんな人のウインドミルを見てきましたが、特に返しの時に地面から頭や顔が逃げていることが多いです。
逃げがちな方は、返す時にあごを引くことを意識すると、地面から頭や顔が逃げにくくなります。
(ニット帽などで頭を守ってあげると、安心感もあってより地面に頭を着きに行きやすいと思うので、恐怖心のある方は是非ニット被って練習してくださいね。)
まとめ
ウインドミルを練習中の人がなりがちなことは、以下の5つ。
- チェアで粘れていない
- 崩した時にお尻付近が地面に着く
- 開脚のキープが出来ていない
- 腰から回せていない
- 頭が地面から逃げている
当てはまるところがある方は、ひとつづつ改善していきましょう。
全て改善できたら、上手くウインドミルが回れるようになるはずです!